Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

今いちばん好きな色

[http://blog.hatena.ne.jp/-/odai/6653458415126110847:title=お題「この色が好き」 

好きな色って

f:id:green888:20171016113417j:plain

 

 好きな色って、子どもの頃からずっと変わらないものなのでしょうか?それとも年齢を重ねると変わっていくものなのでしょうか?

 

わたしの場合は変わりました。子どもの頃に好きではなかった色が、今、いちばん好きな色になっています。占いはあまり信じないタイプなのですが、生年月日でラッキーカラーを占うと好きな色、黄色が示されます。

 

今は黄色が好きだから、占いに「ほおほお」とうなずけますが、子ども時代から娘時代のわたしなら、眉をしかめたことでしょう。

憧れた色

子ども時代のわたしはアトピーがひどく、夏は、アトピーだけでなく人並外れた汗疹に頭皮までかぶれ、その痒さに苦しめられていました。

 

そのため、就学前のわたしのヘアースタイルは、頭の後ろを刈り上げたベリーショートでした。両親としては、少しでも汗をかかないよう薬がぬりやすいようとの思いがあったのでしょう。

 

リボンを結びたくても髪の長さがありません。男の子と間違えられたことは、何度もありました。ひとつ下の妹は、髪にリボンを結んでもらいピンクや赤のスカートをはかせてもらっていました。それが、とってもうらやましかったです。

 

男の子みたいなわたしの服は黄色や緑色が主でした。

「ああ、また黄色」

わたしのものとなる黄色は、わたしにとってガッカリな色でした。

 

髪型のせいだけではなく姉であることや顔立ちから、母は、わたしに黄色や緑色の服を着せたのかもしれません。今なら、そう推し量れるのですが、子ども心に悲しく思っていました。口下手で、一度も母に言い出せなかったのですが。

 

わたしはピンクや赤への憧れや、結べなかったリボンへの憧れを、心の底に沈めて子ども時代を過ごしたのです。

ヒマワリみたい

f:id:green888:20171016115827j:plain

 中学生の頃、親友から「Pagoは、ヒマワリみたいだね」と、言われたことがあります。身長は今も小さいのですが、当時は150センチもなくやせっぽっちでした。なので背の高いヒマワリにたとえられたことは、とても以外でした。

 

彼女に理由をたずねたら、ギリシャ神話をわたしに重ねてのことでした。

 

太陽の神アポロンに恋焦がれる水の精クリュティエの物語です。関心のある方は下記を覗いてみて下さい。

ひまわり ギリシャ神話 - dancing soleil

 

わたしも彼女のいる人に恋をしていました。わたしはクリュティエと違って、最初からずっと片想いで告白もしていないんですけど。でも、はた目から見れば誰が見ても分かるくらいに、わたしの視線は、いつも同じクラスの彼を追いかけていたそうです。

 

クリュティエに、わたしは深く同情し共感しました。このギリシャ神話を知ってからヒマワリの花の色である黄色は、ガッカリな色からはずれました。だからと言って、黄色が好きになったわけではなく、好きなのは、やはりピンクや赤でした。

 

黄色いものがない生活

大学生になると、自分で選んだ物や服を買う機会が増えました。実家を離れたためもあり、アルバイトで稼いだお金で、気兼ねなく好きなものを好きなように買えるようになったのです。

 

一人暮らしの部屋の中、冷蔵庫も赤、ガスコンロも赤、壁に掛ける時計の縁も赤でした。着る服はフリルやリボンのついたものを好み、ピンクが多くなりました。ずっと憧れていた色を、やっと自分のものにできて、わたしは満足していました。

 

その後、大学を卒業し結婚をしてもわたしのピンク好きは、続きました。一部の部屋のカーテンは、ピンク系で家電も淡いピンクで揃えました。子どもの頃に憧れたリボンやフリルも大好きでした。

 

黄色いものは、わたしの周りに何一つありませんでした。

 

今いちばん好きな色

f:id:green888:20171016140407j:plain

ところが…です。

 

何のきっかけで好きな色が変わったのか、今のわたしは黄色がいちばん好きです。いつからなのか30歳代の後半には、何かを買うときに黄色や茶系の色を選ぶようになっていました。

 

大学生の頃のアルバムを開くと、ピンク、ピンクに、ひらひらフリルの時期があり、見るのも恥ずかしくなってしまいます。今は、我が家の中で、ピンクや赤のものを探しても冷蔵庫のケチャップやトマトくらいです。

 

いま思えば、黄色は、わたしのコンプレックスそのものだったのかもしれません。

 

『この色が好き』のお題で記事を書き、久しぶりに子ども時代や中学生の頃をを思い出ました。40数年前の幼少期、あの頃に痛めた心も懐かしく思えるほどの時間が経っています。

 

時というものは、知らず知らずに心を変化させるものなんだと改めて感じ入りました。

 

嫌いなものが好きになったり、受け入れられなかったものが大切なものになったり…。もちろん、その逆もあるのですが…。

 

ただ、ふと考えました。今、嫌いなものも、いつか好きになるかもしれないなと。

そう思うと、心の棘がこぼれ落ちていくような気がします。

 

このページを開き記事を読んで下さった方、大切な時間をありがとうございました。