Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

ロングセラー『ポケット中の赤ちゃん』を読み返す

『ポケットの中の赤ちゃん』は、わたしが子どもの頃に大好きだった本です。

 

最初に出会ったのは、小学校の図書室でした。

 

主人公は、なつ子。一人っ子の幼稚園児です。ある日、「うちにも赤ちゃんがほしい」と思っていたなつ子の願いが叶います。それは、ママが買い物に出かけ留守番をしていた時のことでした。なつ子は、ママが置いて行ったエプロンのポケットの中から、小さな小さな赤ちゃんを見つけるのです。

 

はじめ、豆粒みたいに小さかった赤ちゃんは、驚く早さで成長します。人形のゆりかごにおろしたと思ったら、あっという間に親ゆびくらいの大きさになっていました。つかまり立ちをしたかと思えば、よちよち歩きだし、みるみると大きくなるのです。

 

そして、なつ子の手のひらくらいの大きさの女の子になったところで成長は止まりました。小さな小さな女の子の名前は、ムーちゃん。なつ子が名付けたのではなく、ムーちゃんが名のりました。

 

ムーちゃんは、おもちゃの戸棚の中の人形の家で暮らします。人形のたんすをつかったり人形の服をきて、なつ子と過ごすのです。ムーちゃんは、誰にもひみつ、ママにもひみつ、なつ子以外の誰かに見られたら消えてしまうと語ります。

 

さて、このあとの展開は…?

 

この本は、小学校の1~2年生で習う漢字のほかは、ひらがなで書かれています。低学年の本にしては、206ページもあり長編です。ページ数はあるけれど、なつ子とムーちゃんの、たった3日間の物語です。

 

子どもの頃のわたしは、親指姫やコロボックルと暮らせることに憧れていたのでなおさら、この本が好きになりました。それで、何度も『ポケットの中の赤ちゃん』を借りて繰り返し読みました。

 

大好きだった本との再会

『ポケットの中の赤ちゃん』と再会したのは、2001年のことです。

 

本屋さんで、この本の背表紙を見付けた時、わたしの心臓は高鳴りました。

もう何年も前に絶版になっていて、自分の本にしようと思った時には手に入れられなかったからです。

 

本の奥付を見ると、1972年が初版で、1998年に新装版として出版されていました。わたしが買ったのは2001年1月22日第3刷発行の本でした。

 

「ああ、この本は、本当にたくさんの人に愛されているんだな」と新装版になってくれたことを心から喜びました。

 

 

今日の午後、ひさしぶりに『ポケットの中の赤ちゃん』を開いてみました。何年も何年も、愛され続けるロングセラーの物語って、どうしたら書けるのかしら?これまでも、幾度も思ってきたことですが、今日も思いました。

 

ぱらぱらと読み返してみると、「パジャマ」のことを「ねまき」と書いてあったり、アイテムとして「ビーズのおさいふ」が出てきたり、文体も古めかしく昭和の色が濃い物語です。

 

実は、今日、何を書こうか思いつけずにいたのです。

ブログと本(物語)は、別物ですが、最初の一行から最後の一行まで読んで貰える記事とは?と考えて、懐かしい本にヒントを探してみようかなと本棚から取り出した次第です。

 

今夜は、じっくりと読み返してみようかなと、思っています。

 

 

ポケットの中の赤ちゃん (児童文学創作シリーズ)

ポケットの中の赤ちゃん (児童文学創作シリーズ)