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幸運を探す7日間の旅物語『Good Luck』

この物語は十数年前に世界50ヵ国、19言語で出版された本です。ご存知の方も多いかと思いますが、今日の記事に取り上げてみました。

ちょっと哲学書のようですが、ファンタジーとしても楽しめます。 

Good Luck

Good Luck

  • 作者: アレックス・ロビラ,フェルナンド・トリアス・デ・ベス,田内志文
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2004/06/22
  • メディア: 単行本
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 目次

 

セントラルパークでの再会

春の日の午後に、マックスとジムは54年ぶりに再会する。マックスとジムは少年時代の親友で、ニューヨークのブロンクスに住んでいた。子どもどうしだけでなく家族ぐるみのつきあいをしてた。

 

しかし、ジム一家が黙って引っ越しをしてしまい、すっかり音信が途絶えていたのだ。

ジムは黙って引っ越しをした理由や現状を語る。マックスも今日までの人生を語る。

少年時代は互いに貧しい暮らしをしていたのだが、マックスは経営に成功し豊かな暮らしを過ごしている。一方ジムのは経営に失敗して食べることにも困る暮らしを過ごしていた。

 

 

「同じように会社を持っても、君には運が微笑み、僕には微笑まなかったということさ」

 

そう、こぼすジムにマックスが言う。

「運と幸運は違うものだよ」と。

そして、次のような言葉を続けた。

 

「わたしたちはもう六十四歳になってしまった。しかし、今からでも遅くない。どうだい? この話を聞いてみないか?」

 

マックスが成功したのは、マックスの祖父が生きていたころに、聞かせてもらった物語のおかげだとマックスは語る。運は自分で作り出せないが、幸運は自分で作り出せると話すマックスの言葉に、ジムは耳を傾ける。

P19からの引用

運は呼びこむことも引き留めることもできない。

幸運は、自らの手で作りだせば、永遠に尽きることはない。

 運命をわけたクローバーの物語

 

マックスの祖父が語った物語が『運命をわけたクローバーの物語』です。目次の中の『森へ』だけ、あらすじを書きました。『新しい土』以降は登場するキャラクターたちの紹介と簡単な説明だけを書きました。そして各物語の末にある格言を引用しました。

森へ

たいへん平和な王国に徳の高いマーリンがいた。王はマーリンを頼り、王国の人々もマーリンを敬い、ときには畏れていた。そのため王国に不穏な影など見えることはなかった。

 

だが騎士たちの中には不満をつのらせる者たちがいた。平和が乱れてほしいと願ったわけではないが、馬を駆ったり剣を振るう機会が欲しかったのだ。そんな騎士たちの願いを叶えようと、ある日マーリンは騎士たちを広場に集める。

 

「今から七日目の朝に魔法のクローバーが生えるという」と、マーリンは話し始める。

 

魔法のクローバーは四葉のクローバーの形をしているが、ただのクローバーではない。手にした者に、愛、仕事、富、すべての面で幸運をもたらせてくれるというのだ。騎士たちの誰もが、そのクローバーを手にしたいと色めき立った。

 

しかし、魔法のクローバーが生えるのは、十二の丘を越えた『魅惑の森』であり、森のどこに生えるのかは、分からない」と、聞いたとたん騎士たちはため息を漏らす。『魅惑の森』は、王国中の街を合わせたよりも広いのだ。

 

そんな中から、たった一本のクローバーを探すなど、どう考えても無理だ。そう思った騎士たちは、ぞろぞろと広場を去っていく。残った騎士は、二人。黒いマントの騎士、サー・ノットと白いマントの騎士サー・シド。二人はそれぞれの黒い馬、白い馬にまたがり別々に馬を走らせ『魅惑の森』をめざす。

 

 p28からの引用

誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。

新しい土

この章に登場するのは、ノーム。ノームとは妖精のこと。ノットとシドは、それぞれにノームと出会い、ノームの知恵を借りようとしますが、ノームは「魔法のクローバーは、この森には生えぬ」と言う。ノットとシドの、それぞれの行動は…。

 p42からの引用

幸運が訪れないからには、訪れないだけの理由がある。

幸運をつかむためには、自ら下ごしらえをする必要がある。

この章に登場するのは、湖とスイレンの花たちを守っている湖の女王。女王も「この森に、魔法のクローバーなど生えやしませんよ」と笑う。湖の水があふれないように湖を守って疲れはてている女王にとって、ノットやシドの訪問は迷惑だった…。

 p55からの引用

欲するばかりでは幸運は手に入らない。

幸運を呼び込むひとつのカギは、人にさしのべられる広い心。

 木

この章に登場するのは、樹齢五千年の木々の女王セコイア。セコイアも「この森には、魔法のクローバーなど生えたことはない。五千年のあいだ一度もね」と言う……。

 p66からの引用

下ごしらえを先延ばしにしてしまえば、幸運は絶対に訪れてはくれない。

どんなに大変でも、今日できることは今日してしまうこと。

小石

 この章では、すべての石の母、ストンが登場する。ストンも「この森のどこにも、魔法のクローバーなんて生えやしないんだ」と言う……。

p77からの引用

自分の知っていることがすべてとは限らない。

幸運をつかむには、あらゆる可能性に目を向けなくてはならない。

 地

この章で、これまで別行動をとっていたノットとシドが、森の中でばったり出会う。まだ、ここでは、二人とも「魔法のクローバー」は手に入れてはいない。

 

p82からの引用

偶然しか信じぬ者は、下ごしらえをするものを笑う。

下ごしらえをする者は、なにも気にしなくていい。

 

月光

この章で現れるのは魔女のモルガナ。モルガナはノットと取引をする。魔術師マーリンを殺せば「魔法のクローバー」のありかを教えると。ノットの行動は……?

 p88からの引用

幸運をエサにするような人は信じないこと。

幸運は売り物でも、道具でもないのだから。

暗闇

魔女のモルガナは、シドもだまそうと声をかける。シドのとった行動は……?

p95からの引用

 

できることをすべてやったら、焦らず、あきらめぬこと。

自分には必ず幸運が訪れると信じ、甘い言葉には耳を貸さぬこと。

風と雨

マリーンが言った七日目の朝が訪れたが、魔法のクローバーははえなかった。しかし運命と運の神であるウインドが森の上空を通り過ぎようとしていた。木々が、ざわざわと揺れはじめ緑色の雨が降ってくる。そして……。

 p101からの引用

幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。

だがチャンスを得るには、運も偶然も必要ない。

それはいつでもそこにあるものなのだから。

 p102からの引用

幸運を作るというのは、つまり、条件を自ら作ることである。

 

魔術師マーリンが、ノットとシドに教えを伝え、この物語は終わる。

 p109からの引用

幸運の下ごしらえは、自分にしかできない。

幸運の 下ごしらえは、今すぐに始めることができる。

 この物語は、あなたに続く

マックスから物語を聞き終えたジムは、涙をこぼす。ジムはマックスに今日、五十四年ぶりに出会えたことは、偶然ではないと話し理由を告白する。そして、その告白を『運命をわけたクローバーの物語』に付け加えてもいいかとマックスにたずねる。このあとジムに訪れる幸運とは…。

 p116からの引用

幸運のストーリーは……、絶対に偶然には訪れない。

あとがき

この物語の最後に14行の「あとがき」があります。

1行あたりの文字数も少ない短い文章ですが、この物語を書き上げるために

費やされた時間について書かれています。

 

物事をどう捉えどう思うかを問われる「あとがき」になっています。

おわりに

最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。

まだまだ拙い『本』の紹介文ですが、

どんどん書いて少しずつ筆力を磨いていくつもりです。

 

どうぞ宜しくお願い致します。 

ご訪問ありがとうございました。。。♪