Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

絵本『どろんここぶた』【ぴかぴかが嫌で家出をした”こぶた”のお話】

 12月も半ばになり、あわただしくなってきました。

年賀状の作成、お年玉の準備、お節料理のだんどり…。やらなければならないことが沢山ありますね。

 

それから、大掃除も年末行事。忘れたいけど忘れちゃいけません。掃除が苦手なわたしは、毎年おおざっぱに終わらせてしまい、「ぴかぴか」に程遠い状態で新年を迎えています。(反省)

 

そう言えば、わたしの知り合い?に、「ぴかぴか」が苦手なこぶたがいます。お百姓さんの家の豚小屋に住んでいるこぶたです。食べることが大好き、裏庭をかけまわることが大好き、眠ることも大好き…。でも、何より大好きなのは、柔らかいどろんこの中に沈んでいくこと。

 

そんなこぶたが主役の絵本『どろんここぶた』が、こちらです。

 

どろんここぶた (ミセスこどもの本)

どろんここぶた (ミセスこどもの本)

 

 

ある日、お百姓のおばさんが大掃除をします。まずは家の中を大掃除して、牛小屋、馬小屋、鶏小屋と、どんどん掃除を進めていきます。そして最後に、こぶたが住んでいる豚小屋にやってきました。

 

おばさんは「ここが いちばん きたないねぇ。」なんて、言いながら豚小屋もぴかぴかに大掃除をしてしまいます。おまけに、ついでだからとこぶたはお風呂にまで入れられて、何もかもがぴかぴかになってしまうんです。

 

おばさんは大満足するんですけど、こぶたは気に入りません。大好きなどろんこが片づけられてしまい、どこにもないんです。おじさんはこぶたに同情してくれるけど、すっかり怒ったこぶたは、家出をします。

 

大好きなどろんこをさがすための家出なんですが、はてさて、こぶたどろんこを見つけられるのでしょうか? 

 

ユーモアのある挿絵、こぶたがぶつかる困難。お子さんに読み聞かせをするのなら、親子で楽しめる絵本です。そうそう、33ページにはさりげなくなぞなぞが盛り込まれています。なぞなぞが好きな子どもって多いですよね。答えを挿絵の中に探して、ちょっと楽しめるページです。

 

なぞなぞのページのあと、こぶたこは事件を引き起こします。どんどん、どんどん人が集まって町中が大騒ぎになります。こぶたはどうなってしまうのかと、はらはら、どきどきするシーンが続きます。

 

お百姓のおじさんとおばさんは、家出をしたこぶたをこの騒ぎの中で見つけます。とんでもないことになっているこぶたを見て、おじさんは、おまわりさんと消防車を呼んでくれとどなります。いったい、こぶたは何をしでかしたのでしょうか?

 

それはさておき、消防夫さんたちが現場にやってきてこぶたが救出されるときの、おばさんのセリフがとてもいいんです。(p53)

 

「せかいいち だいじな こぶたなんだから」

 

じ~んとね、を感じました。わたしがこぶたなら、きっとすごく感激しちゃいます。家出をして帰ってくる展開は、物語としてさしてめずらしい設定ではありません。それでも「よかったね」で終わる物語って、ただそれだけでいいなと、わたしは好きなんです。

 

作家は、アーノルド・ローベル。世界中で愛されている『ふたりはどもだち』シリーズの作家です。このシリーズ絵本は過去記事の『私の癒し』(今週のお題)で簡単に紹介させていただきました。

 

わたしは、好きなもの好きな本好きな作家…などなど、好きなものがありすぎるのですが、アーノルド・ローベルも大好きな作家です。なので、彼のことは、またの機会にもう少し詳しく紹介したいなぁと思っています。

 

www.pago-no-heya.com

 それでは、この記事はこのあたりで…。

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。