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誰かに優しくしたくなる『34丁目の奇跡』小説&映画

 『34丁目の奇跡』を読まれたことはあるでしょうか?

 

アメリカでは半世紀もロングセラーになっているクリスマスの物語です。作家はヴァレンタイン・デイヴィス。書籍の初版は第二次世界大戦が終わってまもない1947年に発表されました。

 

最初は映画用に思いついたストーリーだったそうですが、デイヴィスの友人のはからいで、ほぼ同時期に小説としても出版されました。当時、ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』以来の最高のクリスマスストーリーであると高く評価されました。

 

書籍化にあたっては、デヴィスの原案を脚本化し監督としてメガフォンを取った、大学時代からの友人、ジョージ・シートンのアイディアも盛り込まれているとのこと。そういったことからデヴィス自身もこの作品は、ジョージ・シートンとの合作であると著者のあとがきに記しています。

 

日本語訳され初版が出版されたのは、2002年11月15日。訳者は、片岡しのぶさんで『あすなろ書房』から出版されています。

 

書籍『34丁目の奇跡』のあらすじ

風貌がサンタクロースにそっくりな老人、クリス・クリンブル。クリスは、クリスマス間際に主催されるメイシー百貨店のパレードのサンタクロースを引き受けてくれと頼まれます。

 

クリスにとって、その日たまたま通りかかっただけの大通りでした。感謝祭のパレードのキャラクターであるサンタクロースが、仕事中だというのに、お酒を飲み酔っ払っていなければ、代役としてパレードに参加することはなかったでしょう。

 

この小説のタイトルにも含まれていますが「34丁目」は、このメイシー百貨店のある場所のこと。この34丁目を舞台に物語は展開されます。

 

さて、老人クリスが代役として演じたサンタクロースは、パレードで大いに人気を博します。メイシー百貨の人事部長であるドリスは、百貨店のおもちゃ売り場のサンタクロースにクリスをスカウトしました。おもちゃ売り場の主任であるシェルハマー氏から、クリスを雇ってはどうかとアドバイスを受けていたからです。

 

そりゃあ、そうですよね。おもちゃ売り場としては、サンタクロースの人気は、クリスマスシーズンにおける売上の大きな要になるのですから。

 

こうして、おもちゃ売り場のサンタクロース役を引き受けたクリスですが、自らを本物のサンタクロースであると名乗るため、周囲からは妄想癖があると思われてしまいます。しかし、クリスの持つ不思議な魅力に人々は心を魅かれていきます。

 

メイシー百貨店の人事部長ドリスは、女手一つで6歳の娘を育てているシングルマザーです。子育てとキャリアのことしか頭にないドリスは、最初の結婚で失敗したトラウマがありました。

 

そのためもあり娘のスーザンは、子どもらしさが欠けたクールな少女に育っていました。サンタクロースも信じなければ、クリスマスの願いごともないドライな子どもです。クリスは、ドリスとスーザン親子の頑なな心も、ゆっくりほぐしていきます。

 

物語を読み進めていくと、ドリスとドリスに思いを寄せる弁護士フレッドとの恋の行方も気になります。サンタクロースであろうとしながらキューピッドとなり二人の恋の後押しをするクリスの茶目っ気も物語を盛り上げます。

 

ところが、クリスを取り巻く平和でおだやかな時間は長続きせず、クリスはある日、事件を起こしてしまします。小さな事件は、坂道をころがるように悪い方へ悪い方へと落ちて行きます。

 

自分がサンタクロースだと思い込む妄想癖が、事件の原因だとされクリスは精神病院に入れられてしまいます。それは、クリスに恨みをもつ男の差し金だったのですが、クリスは、人や夢を信じる心を失いかけます。

 

そんなクリスを愛し信じて大切に思っているフレッドは、クリスを助けようと病院へ駆けつけます。やがて前代未聞の「サンタクロースは、本当にいるのか」といった審理が法廷に移され、闘うことになったクリスは、愛すべき人々の幸せを願い信じる心を取り戻します。

 

若き弁護士フレッドは、裁判にかけられたクリスを勝たせるために奮闘します。もちろんクリスも自分の信念を貫きました。この物語は、ハッピーエンドの物語。心あたたまる奇跡が最後に待ち受けています。

 

34丁目の奇跡

34丁目の奇跡

  • 作者: ヴァレンタインデイヴィス,Valentine Davies,片岡しのぶ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2002/11/01
  • メディア: 単行本
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映画『34丁目の奇跡』

 映画『34丁目の奇跡』(Miracle On 34th Street)は、1994年12月10日に日本で公開されました。この映画は、1947年にアメリカで公開された『三十四丁目の奇蹟』のリメイク版です。リメイクしたのは、多くのファンを持つ『ホーム・アローン』を手掛けたジョン・ヒューズ。映像を観れば、なるほどとうなずける美しいシーンがいくつもありました。監督は、レス・メイフィールドです。

 

34丁目の奇跡 (Miracle On 34th Street)

 

 リメイクされた映画のストーリーは、最初の映画や原作と違うところが多々ありますが、全体としての流れは同じです。わたしは、映画館で観ることはできなかったのですが、数回DVDで鑑賞しました。

 

 本もDVDもおススメです。読後も鑑賞後も心が温まり、誰かに優しくしたくなる、そんな作品です。まだ、本やDVDをご覧になっていない方は、よろしかったら手に取ってみて下さいね。

 

拙い紹介文を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

 

ご訪問ありがとうございました。。。♪