Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

「心の引き出し」に詰め込んでおくものは…。

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きのう読んだエッセイ集に『心の引き出し』というタイトルがありました。見た瞬間、そのタイトルに目がとまりました。わたしも「心」には、たくさんの「引き出し」があると思っていたからです。「心の引き出し」という言葉を書いたり口にしたりしていたからです。

 

読んだのは、田村セツコさんの『おしゃれなおばあさんになる本』。その著書の中の『心の引き出し』で田村セツコさんが、書いている一部を抜き出しました。

 

心の中に引き出しがいっぱいあって、そこに大好きなものをぎっしり詰め込んでおく。困ったときとか、退屈なときとか、不安なときとかに、その引き出しを開けて、一つひとつを取りだしてみる。私には、そういうことがすごく楽しみ。(p208)

 

読んでいて、 なんてポジティブで楽しい考え方なんだろうと、ちょっと感動しました。大好きなものをぎっしり詰め込んでおくことも、引き出しを開けて取りだしてみるのは困ったとき退屈なとき不安なときっていうことも、わたしにとってはとても新鮮でした。

 

わたしは「心の引き出し」に、忘れたくない思い出や忘れてはいけない思い出をしまっておくものだと考えていました。嬉しいことや感動したことだけでなく、悲しかったことも辛かったことも、もう会えなくなってしまった大切な人の記憶も、ていねいに、大切にしまっておくものだと考えていたのです。

 

つまり、わたしの心の引き出しには、田村セツコさんのように「詰め込む」といった柔軟さがなく「しまう」だけ、といった融通の利かないところがありました。

 

そのスタイルを変えようとか変えたいとか思ったわけではないのですが、わたしも、大好きなものをぎっしり詰め込んでみたくなりました。これまでどおりの引き出しのほかに、新しい引き出しを増やして、そこに大好きなものを詰め込んでみるのです。

 

そして、特に退屈なときに引き出しを開けて一つひとつを取りだしてみることを、やってみたいと思います。子どものころや若い頃ならまだしも、たっぷり歳を重ねた今は、退屈なときって、そうそうあるものではありません。

 

だからこそ、その貴重な退屈なときが訪れたときのためにも、心の引き出しに大好きなものをぎっしりと詰め込んでおきたいなと思ったのです。ていねいに大切に、しまっておくものはしまっておき、大好きで詰め込んでおきたいものは詰め込んでおく。

 

そんな風に心の引き出しを使い分けて、これからの人生を満喫したいと思いました。