Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

『バナナを逆からむいてみたら』

『バナナを逆からむいてみたら』って、本のタイトルなんですよ。おもしろそうなタイトルでしょう。セルフヘルプ本と言えばいいのか、人生の指南書と言えばいいのか、心の持ち方や視点を変えて今よりちょっと楽な考え方をして生きてみましょう…。みたいなことが書いてある本です。

 

移動図書館の本棚で黄色のカバーとタイトルに目をひかれ、思わず手に取りました。文字も大きく挿絵も多く、ぱらぱらとすぐに読めてしまう本です。書いてある内容は、特に斬新ではなく、似たような内容の本は色々なところから出版されているかと思いますが、今日は、この本と縁がありました。

 

 

そして、ページを開いてすぐに書いてある「はじめに」が、とても興味深かったので、記事にすることにしました。

 

 バナナには、ある秘密があります。以外にも、奥の深い果物なのです。

 バナナはありふれた果物ですから、私たちはバナナのことなら何でも知っていると思い込んでいます。

 でも本当は、正しい皮のむき方さえ知らないのです。

 たいていの人はバナナをつけ根の果柄のほうからむきますよね?

でも、「バナナの専門家」であるサルはそうではありません。

 先端からむくのです。

 あなたも試してみてください。バナナの先端を両手の指でつまんで、左右へ引っ張るのです。そうすればすぐに、「サル方式」のほうが、はるかにラクなことがわかるでしょう。

 それと同じことが、「人生の悩み」についてもいえます。…(後略)P2~4

バナナを逆からむいてみたら ー 人生の視点を変えるレッスン

先にも書きましたが、本当にサラサラと読みやすい本でした。とくに「おおーっ!」と感嘆するような内容ではありませんが、全体が明るい雰囲気で「ふむふむ」と素直にうなずける本でした。たとえ話なども理解しやすく、バナナの黄色だけを使ったイラストも楽しめました。

 

読後、早々にわたしが実践したことがあるんです。

 

まずはスーパーマーケットにバナナを買いに行きました。今日は、買い物の日ではなかったんですけどね。『バナナを逆からむいてみたら』の「はじめに」にあったように、すぐにもバナナを逆からむいてみたかったんです。ミカンなら、枝についていたヘタのあるほうからむく人や、おしりのほうからむく人と人によってそれぞれですが、バナナを逆からむく人にお目にかかったことがありません。

 

やってみましたよ。わくわくしながら、バナナを逆からむいてみました。すると…。

 

「おおーっ!」と感動しました。本当にバナナが、するりと簡単にむけたのです。かわをむくのが、おもしろくて2本も食べてしまいました。

 

著者のアーチャン・ブラームさんは「瞑想の師」として世界で話題沸騰中の作家さんだそうです。でも、「先進国でブラームさんの名前が広く知られていないのは日本だけ、と言ってもいいくらいだったのです」…と、訳者の畔上司(あぜがみ つかさ)さんが書いているように、わたしも、この本ではじめて知りました。

 

そのブラームさんの著書に「おおーっ!」と感嘆したのが、バナナの皮を逆からむいたこと…というのは失礼かもしれませんね。。。だけど、視点を変えることっていいことだなと心に刻むものは、いくつもあったんですよ。

 

そして5章32話で構成されている著書なんですが、この中から一つだけわたしの心に残ったものを選ぶとしたら、第3章『手放すことはコワイけど、手放せばラクになる』に束ねられている第18話です。「愛するひとが、あの世に旅立とうとするとき、その死を受け入れることが、最後のプレゼント」という、ガンで死を宣告された夫を見送る妻の話です。

 

なるほどなぁ…と、ちょっと悲しくあたたかく、心に残ったページでした。