Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

「赤福餅」と「ハートのペンダント」

今週のお題「修学旅行の思い出」

 

 小学生のとき、修学旅行は伊勢志摩に行きました。伊勢神宮を参拝したり、夫婦岩を眺めたり、水族館や真珠の加工所などを見学したはずなのですが、あまり記憶にありません。もう40年あまりの月日が過ぎていますから、記憶の泉に底深く沈んでおります。

 

それでも、覚えていることがふたつあります。

 

そのひとつが、赤福餅を買ったこと。

 

小学6年生のわたし。両親から貰ったお小遣いではあるんですが、家族へのお土産を買うという行動が、大人っぽくてカッコいいと思っていたんです。わたしには、妹ひとりと、弟ふたりがいました。なので「ただいま」と家に帰って、「はい、お姉ちゃんが伊勢で買ってきた赤福餅やで」と、いばった顔をしたのだろうなと思います。

 

妹やと弟たち、そして両親が、美味しいと言ってその赤福餅を食べたのかどうか、少しも覚えていません。ただ、赤福餅を買って、家族に渡すまでが、楽しかったなぁと覚えているだけなんです。今、思えば、そんなことぐらいで……なんですけどね。

 

そうそう、懐かしいCMを見つけたので、お時間がある方は再生してみてくださいね。。。☟あ、懐かしいと思えるのは、わたしくらいの世代だったら……です。。。

 

 

赤福餅

 

 覚えていることの、もうひとつはハートの割れペンを買ったことです。

 

ハートの割れペンって、何のことかよくわからないと思いますので、サクッと説明を……。割れペンとは、カップルで身に着けるペンダントのことで、ひとつのハートがギザギザとふたつに割れていて、それぞれにチェーンがついているのです。

 

できるだけ近い画像を探してみました。こんな感じのペンダントです。。。☟ 

 

[ブリング・ジュエリー] Bling Jewelry 純銀スターリングシルバー925製 スプリットハート 割れたハート ペンダント ペアネックレス 40cm [インポート]

 

 

お土産物売り場で、何種類かあるハートの割れペンを見ていたら、背後で声がしたのです。

 

「よお、Pago。それ、一緒に買おう」ってな風に。

 

声の主は、隣のクラスの男の子でした。ときどき廊下や、学年で活動するときに見かけて、なんとなく気になる男の子ではありました。でも、好きだと意識しているわけではありませんでした。なのに、何の躊躇もせずに、わたしは彼とお金を半分ずつ出し合って、その割れペンを買ったのです。

 

少女漫画からなのか、そういうお年頃だったのか、わたしの学年の一部では、割れペンが流行っていたのです。割れペンと呼んでいたのも、うちの小学校だけだったかもしれません。

 

そんな割れペンですが、しっかり者のちょっとおませな女の子たちしか持っていませんでした。だから、ハートのペンダントの片方を買ったことだけで、わたしはちょっと大人になったような気分でした。でも、自慢したいとは思わず、誰にも話さないで秘密にしておくつもりでした。

 

ところが、帰りの列車の中でわたしと彼のことはうわさになり、クラス中に広まってしまいました。そして逃げる場所のない車両の中で、ぴーぴー、わあーわあーと、はやしたてられました。もう、わたしは、自分のすわっているシートにうもれるように、下を向いているしかありませんでした。

 

覚えているのはそこまでで、そのペンダントを身に着けて学校へ行った記憶もありませんし、大切にしまっておいた記憶もありません。そして、一緒にペンダントまで買ったのに、今は、男の子の名前も覚えていないのです。(顔だけは、おぼろげに浮かぶのですが……)その後の彼はというと、知らないうちに転校をして一緒に卒業をしなかったと記憶しています。

 

 

わたしは、学年でいちばん小さく、家でも妹より小さくて、顔も童顔だし、同級生からも子ども扱いされていました。なので、とにかく背伸びをしたかったんですね。赤福餅を買ったのも、ハートのペンダントを買ったのも、ちょっと大人ぶってみたかったのだと思います。修学旅行の思い出で、ちゃんと覚えているのがそれだけだなんて、自分でも苦笑いするしかありません。

 

余談になりますが、今でも、わたしは背伸びばかりしています。高いところの物を取るのに一苦労です。台所には常に折り畳みの踏み台を置いているんですけど、開くのが面倒なときもあるのです。控えめに「せめて、あと、3㎝あったらな」とこぼしたら、娘が厚底のスリッパをプレゼントしてくれました。かかとの高さは4㎝……。少しだけ背伸びをする労力が減りました。(いつものことながら、大げさですね…笑)