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穴あきジーンズ

結婚する前のわたしは、特にミニスカートが好きでスカートばかりはいていましたが、結婚をして子どもが生まれてからは、スカートをはかなくなりました。それがずっと30年も続いていて、今、持っているスカートと呼べるものは、フォーマルのワンピース1着と、スーツ2着だけです。

 

ファッションに興味や関心がないわけではないのですが、決まったものをパターン化させて着まわすのが楽なのです。つまり、かなりの無精者なのです。スリムジーンズやスキニーが色違いで何本かあり、あとは何着かのチュニックやシャツがあれば間に合います。冬は好きな色のセーターが何枚かあれば十分だと思っています。

 

なので、電車に乗って梅田や天王寺に映画を観に行くときも、近所のスーパーマーケットへ買い物に行くときも大して差がない格好をしているのです。違うのは、普段なら洗いざらしで着るシャツにアイロンをかけ、ふだんつけないマスカラをまつげにつけるくらいでしょうか。

 

そんなわたしの服事情で、きょねん困ったことがありました。膝を痛めて整形外科に行かなければならなくなったのに、着ていく服がないことに気づいたのです。スキニーパンツやスリムジーンズでは、裾をまくしあげて膝を診てもらうことが出来ません。せいぜい、すねのあたりまでしか上げられません。だからと言ってフォーマルのワンピースやスーツを着て病院へ行くなんて問題外です。膝はだせますけど……。

 

しかたありません。その日は次女のガウチョを借りました。スカートみたいなパンツなので、余裕で膝を診てもらうことができます。しかし、次女は163㎝もあり152㎝のわたしが出来るだけ上にひっぱってはいても、丈が長すぎてドレスのようでした。もし通院するようになったら、ガウチョやスカンツのように、膝をだしやすいパンツが必要になるだろうと、わたしサイズを2着そろえました。が、通院の必要がなく、病院へは2度行ったきり。ガウチョはタンスに吊られたままになっています。

 

その2着のガウチョは、オシャレ好きの長女が見立ててくれたもので組み合わせるトップスも、わたしが選ばない今どきなものを買ってくれました。けれど、わたしとしては着慣れていないので、ついつい敬遠してしまいます。離れて暮らしている長女は、この家に帰ってくるたび「また、同じような恰好してる。せっかく選んであげたのに」と、わたしの姿に苦笑いしています。

 

長女が幼稚園のころ、わたしがはいていたジーンズを見て泣き出したことがありました。「おかあさん、おズボンを買うお金がないの?」と…。ジーンズの膝の部分がすりきれて穴があいていたのです。だけど、何度も何度も洗ったジーンズは、はき心地も良く、家事もしやすかったのです。それに、当時はユニクロなどなくジーンズはジーンズショップで買っていたので、そこそこにいい値段がしていたのです。それでも、長女の涙をきっかけに、よけいな心配をさせたくなくてジーンズショップで新しいものを買いました。

 

それから10年ほど月日が過ぎ、自分たちで服を買いに行く年頃になった娘たちは、ボロボロに見えるダメージジーンズを買ってくるようになりました。わたしが過去に処分した、膝だけすりきれ穴があいたジーンズなんて、かわいいものだったと、おかしくなりました。着るほどにボロボロになり、洗うほどにボロボロになって行くダメージジーンズ。そろそろ処分するよとわたしが言えば、まだ駄目と娘たちにとめられました。ほとんど糸やん…って、思うほどなのに。。。

 

さてさて、このダメージジーンズには、もうひとつ話があります。

 

ダンナの故郷は九州の大分県です。当時の夏休みに帰省したとき、娘たちは買ったばかりのダメージジーンズをはいていました。娘たちにしてみれば、おしゃれしているつもりだったのですが、義母は眉尻をさげました。そして「かわいそうに。ジーパンぐらい買ってあげなさい」とわたしの耳元でささやき財布をとりだしました。「いえいえ、いまどきのファッションなんです」と説明するも伝わらず、娘たちのお小遣いが増えました。

 

わたしの穴あきジーンズを見て長女が泣いたことは、長女自身は覚えていないのですが、わたしの思い出話として知っています。そして、おしゃれのつもりのダメージジーンズを祖母に不憫に思われてしまったこと。このふたつの穴あきジーンズは、セットになって笑える思い出として家族の歴史に刻まれています。

 

さらに10数年の月日が過ぎ、長女は今25歳です。早いものですね。わたしの穴あきジーンズを見て長女が泣いた日は、ついこの間のことのように感じるのに……。先週や先月のことじゃなく、20年も前の話です…。それにしても3人の子育てに奮闘していた日々は随分と遠くになってしまいました。子育ての時代なんて、ほんとあっと言う間に過ぎちゃうんだなと、しみじみ切なく思います。

 

最近、一人暮らしをしていた長女が、二人暮らしを始めました。大学生の頃から付き合っていた彼氏と一緒に暮らしているのです。結婚を前提に……。ジグザグと、まあ紆余曲折あったのですが、想定外にもダンナはあっさり同棲を認めたのです。なのでわたしは、近いみらいに号泣するであろうダンナのためにハンカチをふやしておこうかなぁ……と思っています。

ご訪問ありがとうございました。。。♪