ようこそPagoの部屋へ。 アラフィフ主婦の雑記ブログです。。。♫

たつのおとしご

 たつのおとしごをご存知でしょうか?

日本名では海馬(うみうま・かいば)などと言われています。

英名でもseahorse(シーホース:海の馬)と呼ばれるように、確かに馬にも似ていますね。外見からは魚と少し違うように見えますが、トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される魚の仲間です。

 

子どもの頃、友が島(和歌山県)に家族で出かけたときに、父に貝殻とたつのおとしごの標本を買ってもらいました。ほんの数センチメートルの干からびたたつのおとしごを見て、これが魚なんだと不思議に思った記憶があります。

 

わたしの干支がたつ年であることもあり、たつのおとしごには親しみを感じています。実際の生物としてより、イラストにしたときのフォルムが好きなんです。なので、たつのおとしごをこのブログのわたしのアイコンにしました。

 

そんなたつのおとしごの、こんな本があります。第1刷発行は1976年の3月25日で、文化出版局から出版されています。40年以上昔……かなり古い本ですね。。。本と書きましたが、見開きのどのページにも挿絵があり、文字は平仮名とカタカナだけ。子どもに向けられた絵本です。ロバート・A・モリス:文/杉浦 宏:訳/アーノルド・ローベル:絵。挿絵を描いたのは、かえるくんとがまくんシリーズで有名な、わたしの大好きな絵本作家です。

 

たつのおとしご (ミセスこどもの本)

内容は、たつのおとしごホーの物語。たつのおとしごが海でどんな風に暮らしているのか、何を食べているのかなどの生態が、子どもにも分かりやすく書かれています。尻尾の使いかた、背びれの使いかた、胸びれ(耳のように見えるひれ)の使いかた、小さな尻びれ(おなかの下についているひれ)の使いかた……。興味深いことが、ていねいに書かれています。

 

ホーが女の子のたつのおとしごシーと出会って、たくさんの赤ちゃんの親になるシーンまで物語は続きます。ご存知の方も多いかと思いますが、たつのおとしごはメスからたまごを預かって、オスのおなかの袋の中でたまごを育てます。そして、親と同じ姿の数百匹の赤ちゃんを海へと送り出すのです。

 

そうそう、たつのおとしごは、あまり泳ぎが上手ではないようです。立ち泳ぎしかできませんから。そんな魚らしからぬところも、わたしにとって、たつのおとしごの好きなところです。。。♪

 

おしまいに訳者のあとがきから一部を書き写したいと思います。

 

 タツノオトシゴは ひろい うみの なかで いっしょうけんめいに いきて います。どんな ちいさな いきものでも、いきて いく ことは たいへんな ことです。

 わたくしたち にんげんも この ちきゅうの うえで いきて いるのです。ほかの いきものたちと いっしょに いきて いるのです。いきている しぜんを みんなで たいせつに していく ことが だいじな ことなのです。タツノオトシゴも わたくしたちと いっしょに これから さきも いきつづけて いくでしょう。

 みんなで しぜんを たいせつに して いきましょう。

 

40年以上前に書かれたあとがきにも、現在にしっかりつながる変わらぬ思いがあるのですね。

 

地震、台風、異常気象……。怖かったり、心が痛くなるニュースが絶えません。人だけでなく、命をおとしたり不安になったりしている生き物はたくさんです。どんな命も自然も、大切にしていきたいなと、ありがたくも半世紀を生かされて、ようやく、そんなことを思う時間がふえました。。。

ご訪問ありがとうございました。。。♪