Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

夕暮れどきのスーパーマーケットで

今日、スーパーマーケットのカレーコーナーで微笑ましい姉妹を見かけました。

2歳くらいの小さな女の子がレトルトのカレーを両腕を重ね、しっかり胸にだいていました。

外箱に何かのキャラクターが印刷された子ども用のカレーです。

 

「だめだめ、今日は買わないの」

そっととりあげ、元の場所にもどしたのは、どうやら女の子のお姉ちゃん。

お姉ちゃんと言っても、たぶん、まだ四歳くらい。幼い女の子です。

 

小さな女の子は、ぶんぶんと首をふり、また、レトルトカレーの箱をだきしめました。

「いい子だからね。こんど買おうね」

お姉ちゃんが、やさしく、うながして、また箱を元の場所にもどしました。

 

近くには、保護者らしき人は見当たらず、今にも、だだをこねて泣きだすんじゃないかと、見守っていると……。

 

小さな女の子が…。妹が、またカレーの箱をだきしめるより先に、お姉ちゃんは、ふわりと妹をだきしめたのです。

そして、とんとんと背中をたたきながら、そのまま、ゆっくりあとずさり……。

 

ちらり、ちらりと後ろを振り返りながら、ころばないように、誰かにぶつからないように……。ゆっくりカレーコーナーを離れていったのでした。。。

 

幼くもしっかり者のお姉ちゃん。妹を泣かせることなくカレーコーナーから引き離した見事なやさしさに、わたしの頬は、しばらくの間ゆるゆるでした。

 

何でもないような出来事ですが、心がほっかりあたたまった夕暮れどきでした。