Pagoの部屋

ようこそPagoの部屋へ。管理人は、とっくに3人の子育てを終えたアラフィフ主婦です。大好きな絵本や食べること、そして心に沁みたことなどを記事にして綴っています。

おみやげ

次女は、おみやげが好きです。

もらう方じゃなく、あげる方。

主に、わたしへのおみやげなのですが……。

 

この間も、仕事から帰ってくるなり

「おかあさん、おみやげがあるよ」と嬉しそう。

いつもは、「おなかすいた」が先なのに。

 

「可愛いの、見つけたから」と差し出されたのはエプロン。

同じロゴが入った色違いのエプロンが2枚。

一緒に料理をするときに使おうと思ったのだとか。

わが家では、それをカフェごっこと呼んでいます。

 

こんな風にほんのたまにですが、社会人になってから、

わたしにおみやげを買ってきてくれるようになりました。

 

幼い頃も、よくおみやげを持って帰ってくれたのですが……。

度肝を抜く、おみやげもありました。

 

次女4歳のとき、幼稚園バスを降りるなり

「おみやげ」と、

差し出してきた両手に包み込んでいたのは、

5~6匹のダンゴムシ…。

娘の手のひらで、もぞもぞ動いているそれを見て、

わたしは、半泣きになりました。

 

受け取れません。

さわれません。

一匹でも嫌なのに、数匹も連れて帰ってくるなんて…。

幼稚園からバスで30分もの間、手の中に包み込んでいたなんて…。

吐き気はするし、クラクラめまいがしました。

 

できるだけ冷静をよそおって

「ダンゴムシ、おうちに帰りたいんだって」と

土のある場所に連れていき逃がすようにうながしました。

ダンゴムシのおかあさんが心配するから、

二度と連れて帰ってはいけないと、言い聞かせました。

 

たんぽぽやぺんぺん草やねこじゃらし…。

蝉のぬけがら、小さなカエル……。

どうやって捕まえたのかアリもいました。

小学校の一年生くらいまで、

なんだかんだと、わたしへのおみやげは続いたのです。

 

まあ、いちばんの衝撃は、ダンゴムシで、

当時は、ちょっとしたトラウマでした。

今となっては、笑いながら話せるのですが、

「おかあさん、おみやげ」と言われたら、

20年も前のその日のことを必ず思い出してしまいます。

 

ダンゴムシがかわいいと言っていた次女も

小学校の2年生くらいには

虫のすべてがさわれなくなりました。

 

良かったのかどうなのか、

とにかくわたしは、ほっとしたのです。

 

さて、おみやげのエプロンです。

 

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「今、つけてみよ!」と次女の声にさそわれて、

セロファンの袋からエプロンをとりだしました。

おそろいのエプロンは、これで2着目。

わくわくと首にかけ後ろでリボンむすびをしました。

 

おみやげが、ダンゴムシでもカエルでもないこのしあわせ……。

 

「何やっとんねん」とは、声に出さず

鼻で笑っている、ほろ酔いのダンナを横目に

ふたり並んで姿見に、おそろいのエプロン姿を映しました。