ほんやくコンニャクよりも…。

外国の方に声をかけられました。

すらりとしたモデルのような美男美女のカップルに、一瞬であれ見とれてしまったのが間違いでした。。。あわてて合わさった視線を逸らしたのですが…。あちゃ~と思う間もなく女性が「すみません…」と近づいてきました。

 

「この電車は、関西空港へ行きますか?」と聞かれました。耳に入る英語がスラスラわかったわけではありません。何となくです。。。

 

日本語で答えるのなら、「前の四車両が関西国際空港に行きに、後ろの四車両が和歌山に行きます。途中で連結部分がはずれるので、前の四車両に乗って下さい」なのですが、おバカなわたしに、それを英語で言えるはずもありません。そもそも途中で列車が分かれる説明は不要だったのかもしれません。

 

乗るべき車両を指さして「forth」や「go to」や「airport」などの小学生でも言える単語を並べ立てたところで伝わるはずもなく、綺麗な金髪の女性は眉尻をさげて不安そうな顔をしました。さっさと、わたしを諦めて他の人に聞いてくれたらいいのにと思っているのにふたりは動きません。。。困った。。。「 I can't speak English」……。最初にそう言えばよかったと、やっと気づきました。汗…たらたらのわたし……。

 

そこへ、救世主が現れたのです。

 

近づいてきたのは五分刈頭に黒ぶちメガネの見た目にはぱっとしない青年です。にこやかにカップルと英語で会話をしました。ほんの数十秒のことです。わたしの耳には、「ぺらぺら…」としか聞こえません。。。カップルの顔に笑顔が浮かびました。発車時間まであとわずか…。カップルは、無事に正しい車両に乗りました。

 

母の入院している病院へ向かっていた昨日の朝の出来事です。朝の8時ごろ…。ラッシュ時で急ぐ人ばかりの中だったので、本当にほっとしました。

 

足ながのっぽのメガネさん…わたしの顔を見て、良かったね…みたいな小さなうなずきをコクリとひとつ残して、ただ通りかかっただけかのように歩き去ったのです。。。はぁ~と息をついて、めちゃカッコイイやんと感心しながらも、自分自身が情けなくてちょっぴり凹みました。

 

今からでも英語を勉強しなきゃ…と思うなら向上もできるのでしょうが、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」が欲しいなと思ったわたし…。やっぱりダメダメです。。。

 

午後には病院を後にして、夕方も近い時間帯でしたが映画を観ました。『ボヘミアン・ラプソディ』です。号泣している人もたくさんいたようですが、わたしは服の袖口で何度かまぶたをおさえる程度ですみました。ハンカチも出していません。。。

 

この映画の公開が話題になるまで、わたしはQueenもフレディー・マーキュリーの名も知らなかったのです。「えーっ、うそ!」と言われそうですが曲くらいしか知りませんでした……。それでも映画は、何が何でも観たくてたまらず簡単な予備知識だけで鑑賞してきたのです。ファンであったり、もっとフレディ・マーキュリーのことを知っていたら、わたしもまぶたが腫れるくらい号泣していただろうなと思います。そして、この映画がリピート客の多いことは、心から納得しました。

 

評判やうわさの通り…コンサートシーンは全身が熱くなり、すごーく感動しました。。。

 

映画の中、フレディーの恋人メアリーを演じるルーシー・ボイントンさん…。本当に綺麗でキュートで、ため息がでるほどでした。眺めているうちに朝に声をかけられた金髪の美人さんの顔と、自分の不甲斐なさを思い出しました。

 

ところどころ単語や簡単な文章を聞き取れても、字幕なしでは楽しめない洋画…。『ボヘミアン・ラプソディ』を観ながら、字幕なしでも映画が観られるなら、もっともっと感動できるのだろうな…と、頭のすみっこで考えていました。

ご訪問ありがとうございました。。。♪