おばけの夢を見ませんように

冬の季節、就寝するときの話です。若かったころは電気毛布や足を温める電気アンカーがなければ、足先が冷たくなかなか寝付けませんでした。おまけにスキー用の分厚い靴下まではいて布団にもぐりこんでいたのです。「よく、靴下をはいて眠れるわね」と、周囲からあきれられることも、しばしばありました。

 

ところが、いつからなのか電気毛布や電気アンカーが不要になり、素足でないと眠りづらくなりました。「よく、靴下をはいて眠れるわね」の言葉に、共感できるようになったのです。年齢を重ねるうちに体質が変わったのか鈍くなったのか……。とにかくよけいな電気を使わなくてもいい体質になったのです。。。(笑)

 

そう言えば、あんなことがあったなと、遠い記憶がよみがえりました。

 

子どものころ、小学校の低学年くらいのころだったと思います。母の実家に帰省していた冬休みのこと、愛媛県…田舎の古い家だったためもあるのでしょうが、夜の寒いこと、寒いこと。同じ部屋で眠るわたしの兄弟やいとこたちは、あまり寒がっていないのに、わたしだけが寒がっていました。

 

頭まで布団にもぐりこみ胎児のように丸まって、歯をガチガチさせながら、身体が温まるのを待っていると、離れからわたしたち子どもの様子を見に来た叔父が、笑いながら言いました。

 

「おい、Pago、そんな恰好で寝たら、おばけに食われる夢を見るぞ」

 

理由を聞くと、足を曲げ身体を丸めていたら、おばけが追いかけてきても逃げられないからとのこと。それはそれで怖かったのですが、寒くて身体を伸ばすことができません。どうしよう、困った、困った…のわたしでした。

 

叔父が毛布を一枚ふやしてくれ、時が過ぎるうちにゆっくりわたしの身体も温まり、うとうと眠りに落ちていきました。けれど、さっき聞いた叔父の話が頭から離れません。わたしは一生懸命に手足をのばし、どうか、おばけの夢を見ませんように…と呪文のように繰り返したのです。ぐっすりと眠るまで……。

 

 

結果……どうだったと思います?

 

 

ちゃっかりおばけに追いかけられる夢を見ましたよ。

 

今となれば笑えるような思い出ですが、子どもだったわたしは、夢の中では本当に怖くて怖くて、わんわん泣いていました。おばけの夢を見ませんように…と眠りに落ちながら祈ったから、それが脳にインプットされて逆に見たくなかった夢になってしまったのです。

 

夢について書いた以前の記事と重複しますが、寝る前に考えたことは、潜在意識に取り込みやすいそうです。睡眠前の大脳は、徐々に活動を休めるので暗示を受け入れやすくなっている。。。とのこと。

 

眠る前は、いいことだけ考える方がいいですね。。。♫

 

ちょっと悲しいことや腹立たしいことがあった日も……。

 

暗示として大脳に刷り込まれたプラスの意識は行動につながり、よき方向に導かれていくのだとか……。思考って、不思議な力があるのですね。。。

 

さてさて…。冷え性から解放されたわたしは、眠るときに靴下もいらないし、身体を縮めて眠ることもありません。おかげでもう、おばけに追いかけられることもなさそうです…(笑)

 

ご訪問ありがとうございました。。。♪